目次
投資信託とは？
投資信託とは、複数の個人や法人から集めた資金を、証券会社や銀行などの専門の運用会社が運用し、その運用成果を投資家に分配する仕組みです。
投資信託は、株式や債券、不動産などさまざまな資産に手軽に投資することができます。投資家は、自身のリスク許容度や投資目的に合わせて、適切な投資信託を選ぶことが重要です。
投資信託のメリットとは？
投資信託のメリットは、以下のような特徴があります。
- プロの運用チームによる運用: 投資信託は、専門の運用会社が資金を運用するため、投資家は自身で資産を選ぶ必要がありません。プロの運用チームが市場の動向を分析し、最適な投資先を選んでくれます。
- 分散投資: 投資信託は、複数の資産に投資することができるため、リスクを分散させることができます。一つの資産が不振だった場合でも、他の資産の好調さによりリスクを抑えることができます。
- 少額から投資可能: 投資信託は、少額から投資することができます。一定の金額を積み立てることで、長期的な資産形成を目指すことができます。
投資信託のリスクとは？
投資信託には、以下のようなリスクが存在します。
- 株価や為替の変動リスク: 投資信託は、株式や債券などの資産に投資するため、市場の変動により資産価値が変動する可能性があります。株価や為替の変動により、投資元本を損失する可能性もあります。
- 運用会社の信用リスク: 運用会社が経営状況が悪化し、運用業務を継続できなくなる場合があります。その場合、投資家は運用会社の信用リスクにさらされる可能性があります。
- 市場リスク: 投資信託は、市場全体の動向に影響を受けるため、市場全体の不振や景気後退などのリスクにさらされる可能性があります。
初心者におすすめの投資信託ランキングTOP5
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
eMaxis Slimとは、三菱UFJ国際投信が運用しているインデックスファンドのシリーズ名です。
運用コストを極限まで落としたラインナップが特徴です。覚えておきましょう。
このファンドに投資することで、先進国22ヶ国に同時に分散投資していることと同じになります。一点集中の投資よりもリスクが分散されます。
注意すべき点としては、分散投資してはいますが、投資対象の74%がアメリカになるので、もしアメリカの経済が悪くなってしまった場合は悪影響を受ける可能性があります。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを、毎月3万円、20年間つみたてた場合、最終的に手元に残る金額は約3,362万円となります。
eMAXIS Slim新興国株式インデックス
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
新興国株式インデックスでは、海外の新興国メインに投資を行うことができます。
先進国は既に成長しきってしまっているため高い成長率は見込めませんが、新興国は経済がまだまだ成熟しきっていないため、先進国にはない高い成長率を見込むことができます。投資先の3割は中国、次いでインドとなっています。
新興国の高成長に投資ができるのがメリットとなりますが、先進国と比較すると株式の変動が大きくリスクが高くなる傾向にあります。
30,000円を20年間積み立てた場合、980万円手元に残る可能性があります。
eMAXIS Slim米国株式（S＆P500）
eMAXIS Slim米国株式（Ｓ＆Ｐ５００）では、アメリカの株価指数S&P500指数に投資するファンドです。
S&P500では、GAFAなどを筆頭に情報系の約25%を占めるため、アメリカの成長に分散投資しつつも、情報系に比重を置きたい方におすすめの投資信託です。
メリットとしては、ドル円との関連性もありテクニカル分析なども盛んに行われているのでおおよその値動きの予想がたてやすいです。デメリットとしては、アメリカの情報系企業メインに投資していることになるので、情報系の会社の業績が落ちるとパフォーマンスが落ちる可能性があります。
30,000円を20年間積み立てた場合、6,564万円手元に残る可能性があります。
eMAXIS Slimバランス（8資産均等型）
国内や、新興国の株式や債券など合計8種類の資産へ、均等に投資をするバランス型のファンドです。国内・国外や多様な資産に分散投資を行うことで、リスクを抑えた投資が可能になります。
メリットとしては、広く分散投資ができ、運用もファンドに任せればよいので、放置していても問題ありません。デメリットとしては、リスクが抑えられた分リターンは低いところがデメリットです。
30,000円を20年間積み立てた場合、1,199万円手元に残る可能性があります。
楽天VTI
楽天VTIは、楽天投信投資顧問が運用している投資信託です。
VTIとは正式には「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF（Vanguard Total Stock Market ETF）」と呼ばれ、アメリカの有名なファンドで、アメリカの株式会社全てに投資を行っています。
しかし、日本からこのVTIに直接投資することはできませんでした。そこで楽天が楽天VTIを作り、日本からVTIに間接的に投資ができるようになりました。
「ファンドに投資するファンド」に投資する形になります。ややこしいですが、アメリカのファンドを日本で買えるようにしたと思っておきましょう。
メリットとしては、アメリカだけに集中投資が簡単にできることです。VTI自体も大手のファンドなので、運営に関しては安心して任せることが。
デメリットとしては、アメリカに完全集中して投資をするので、アメリカ経済が悪くなったときに直接的に悪影響が及んでしまいます。
月々30,000円を、20年間積み立てた場合、4,582万円が手元に残る可能性があります。
以上が、初心者におすすめの投資信託ベスト5です。自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資信託を選びましょう。投資はリスクが伴うものですので、注意が必要です。十分な情報収集やリスク管理を行い、賢い投資を行いましょう。
リスクとパフォーマンスは反比例の関係で、一般的に図のように、リスクが高い資産であればあるほど、収益も見込めます。
リスクを覚悟でパフォーマンス重視でいくのか、リスク低い資産に長期間投資するか。投資信託を決める際に参考にしてみてください。
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